0能者ミナト 怪異は語る



0能者ミナトでは
最初の話『嫉』からずっと怪異側の思考や感情が
明確に描写されるシーンがあるんだよね。

これによって湊が語る以上に
怪異は読者に理解できるものになってると思うんだ。
人間に分かる思考をしてるとなればどうしても人間臭く感じてしまうしね。

怪異には怪異らしくあって欲しいと思ってる部分がある僕には
この辺りがちょっと鼻につく時があったよ。


ただ元々ミナトはそういった
得体の知れないものである怪異を丸裸にしていく話だから
こういった描写も世界に合ってるのかな。

と、最近は思い直したよ。
そういうのはホラー作品に任せておけば良いって潔さかもしれないね。





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