小説

0能者ミナト アヒルの仲間になれない白鳥は

アヒルの仲間になれない白鳥は、同じく仲間になれない鳥を見て自分と同じだと思い込もうとした。
でもね、白鳥と鶴はやはり違う生き物なんだよ。
真に理解しあうことも心の底から相容れることもない

0能者ミナト6 第一話『首』

高校生時代の湊くんが小野寺刑事に諭される場面。
当時の湊くんとその周りの環境が容易に想像できる言葉だね。

他人と違うことなんて
個性を持ちたい人からしたら贅沢な悩みかもしれないけど
誰も横に並べないならそれはどれだけ孤独なんだろう。

湊くんの奇行の数々は
アヒルの仲間になれない彼にとって
心のバランスを取るために必要な行為なのかもしれないね。

まぁ僕なら完全に引きこもってニートライフを送るところだけど。