漫画

ゴブリンスレイヤー(1) (ビッグガンガンコミックス)

目次
第1話
第2話
第3話
第4話
間章雨の日のお話

元はいわゆる「やる夫スレ」で投稿された作品という異色作。
最初の小説化から既にコミカライズも決まっていたという話だから
出版側としてもかなり気合が入ってるのが伺えるね。

大元がAAを駆使したマンガに近い形態だったことを踏まえると
むしろ漫画化の方が正統かもしれない。

とはいえ……まぁこれは僕の偏見なんだけど
こういうコミカライズってなんというか適当というか雑というか……
原作が続いているのに終わっちゃったりして良いイメージがないんだが

この作品に関しては少なくとも今のところは良い出来だと思うよ。
絵が可愛すぎるきらいはあるけど、ある種ゴブリンスレイヤーの象徴な
無慈悲な描写もしっかり描かれてるんだよねこれが。

小説版と比べた場合、各場面での心理描写が大幅に削られて
内面部分に関してはかなりあっさりとしているけど
その分テンポがよく、戦闘シーンの動きなんかも分かりやすいのが良い。

やる夫スレで気に入った人は
やっぱり漫画版の方が相性が良いんじゃないかなと思うよ。
好きな人は小説版と両方読むと補完できる部分も多いんじゃないかな。

コミックス1巻で語られる範囲は
やる夫スレでも序盤の部分、小説版で言うと1巻の4章部分まで。
ということでまだまだ勢いのある部分はこれからといったところ。

あと最後の間章は、原作者蝸牛くもの書き下ろしになってるよ。
間章の名の通りの短い話だけど、こういうちょっとしたおまけは嬉しいね。

もし漫画版を買おうと思っている人がいるなら
3巻まで買うのをオススメするよ。
ここまでがwebで掲載されていた部分で物語がとても綺麗に終わるんだ。

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