小説

オーバーロード エクリプスの設定はあり得るのか

アインズは職業レベルを六十ほど取っているが、その中にある職業があった。
それはユグドラシルでもごく少数しか就いていない希少価値の高い職業だった。
そんな職業をアインズが修得しているわけは、彼の強さを無視した、ロールプレイの一環で死霊系統を極めんとしてきたお陰だ。
強いキャラクターを作ろうとする者には発見できないような、偏った構成が生んだ偶然。

オーバーロード3　鮮血の戦乙女

オンラインゲームにおいて
誰も就いていないような職業。誰も持っていないアビリティを習得している。
浪漫だよね。

さて実際にオンラインゲーム「ユグドラシル」があったとして
本当にそういう状況があるのかというのをちょっと考えてみようと思う。
あくまでお遊びだけどね。

エクリプスの前提条件は、
「オーバーロード五レベル、更に死霊系に特化し過ぎた者が、
総合計レベル九十五に到達。」とのこと。

まず自由度の高いオンラインゲームってガチ勢は意外と少ないんだよね。
どちらかというと型に嵌まったビルドや戦いを強要されるゲームを
否定したい人間が集まるタイプ。

まぁさすがに強い職やテンプレ構成が人気だとは思うけど、
サーバー有数のトップギルドである「アインズ・ウール・ゴウン」でも
たっち・みーを筆頭とするガチ勢は少数派とされているよね。

次にRPや浪漫重視の構成の中でも一芸特化というのは
非常に人気があるという点。
アンデッドで死霊系を極めるなんて鉄板中の鉄板じゃないかな。

レベル100プレイヤーは多いらしいから条件の合計レベルは難しくなさそう。
オーバーロードLv5にするのが通常プレイじゃ厳しいという可能性はあるかな。
例えば何十万単位で課金しないと取得やLv上げられないとか……。

課金が絡むとね……期間限定のものも多いし……
選ばれし者しか到達できない地点って普通にあるんだよ……。

あとは「ごく少数しか就いていない」これがどの程度かだよね。
アインズ様しか就いてないだとさすがに嘘くさいんだけど
ある程度いるようだと一気に現実味が湧いてくるかな。

そもそもユグドラシルは職業が2000を超えるそうだから
全体で見るとごく少数しか就いてない職業が
普通にごろごろしてておかしくなさそうだ。

ということでユグドラシルが人気ゲームだったことを加味して
「ごく少数」というのが数人とかじゃないなら
エクリプスの希少度は個人的には納得できる範囲だと思うよ。