小説

オーバーロード9 破軍の魔法詠唱

目次
1章 舌戦
2章 戦争準備
3章 もう一つの戦い
4章 大虐殺

オーバーロード9巻。
7巻でワーカーナザリックに侵入したのを理由に
帝国へと使者を送ったところからだね。

7巻で立国の提案が出た時にも話されていたけど
表舞台に出ると決めたことで
これまでのように正体や力を隠す事をやめた様子。

もうこうなると同格のプレイヤーでもいない限りどうしようもないな。
皇帝がどんどん可哀想になってきて見るのが辛い。

そして全巻通して最大の衝撃を与えられた「4章 大虐殺」。
使用したのが〈黒き豊穣への貢/イア・シュブニグラス〉なのもあって
完全にクトゥルフの世界だね。アインズ様まじ邪神。

ナザリックとして立国する上で
周辺国家から無血で承認を得るというのは難しいだろうし
わざわざ下手に出る必要は無いというのは分かるけど

こんな大虐殺を見せて今後友好関係を築けるんだろうか。
周辺国家全てを簡単に潰せる力があるのにしないからには
人間サイドと共存する気はある……んだよね？

モンスターと人間が共栄する可能性を見せてくれるエンリと
冥府魔道を進むアインズ様が対比されていく形になるんだろうか。

アインズ様を傷つける事が可能という〈剃刀の刃/レイザーエッジ〉や
7巻でも出た「時間対策は必須」発言と
ちゃくちゃくとアインズ様討伐フラグが立ってる気がする。

次巻からは新章に突入のようだね。
……本当にここからどうなっちゃうんだろう。

オーバーロード9　破軍の魔法詠唱者 Kindle版