幼女戦記のすゝめ





タイトルに釣られた人には砲弾の雨を叩き付け
タイトルで避けた人には面白い作品に触れる機会を損失させるという
悪魔のような作品。

合理主義サラリーマンが幼女に転生し
魔法がある世界で第一次世界大戦直前のドイツっぽい国で活躍する話だね。
こう書くと凄いな。

タイトル通り戦記もので
次々に作戦や戦闘が行われ戦況が変わっていくのが特徴。
ギャグ寄りな設定を土台にして大真面目に戦争を書くといった感じ。

複数メディアで同時展開されている作品で
かなり媒体によって傾向が違うため、
簡単に特徴やおすすめを書いていこうと思うよ。

web版

幼女戦記 web

原典に当たる作品。
小説版よりおちゃらけた描写が多いかな。
一応完結済み。

小説版では丸々カットされたり
軽く触れられるだけになってる部分があったりもするから
補完する意味で読んでみるのも良いかもしれないね。

小説版


web版から大幅に加筆修正されたもの。
ともかく情報量が多いのが特徴だね。
状況説明なんかはしつこいくらい丁寧だったりする。

異世界転生ものというところをいかし
史実と絡めた話やパロティがちらほら出てくるよ。


ただ、思考のすれ違いがおきているであろう場面や
笑いどころに対する描写なんかはかなりあっさりしていて
読んでいて笑うところなのか悩む時が結構ある。

戦闘シーンも後述の漫画やアニメに比べると
あっさりしていたりカットされている場合も多いね。
どっちかというと軍事や史実等の蘊蓄が好きな人向けな印象。

コミカライズ


小説版を元にややコメディ色を強くした作品。
小説版の内容の一部がカットされている代わりに
当たり前だけど絵として情報が入ってくるのが良い。

どういう人間なのかあるいは兵装なのか
やっぱり絵として見ると分かりやすい。なにより上手い。
本当、今のコミカライズって気合入ってるなぁと思うよ。



最大の魅力はやっぱりターニャちゃん百面相。
フォントや画風まで変えてくる徹底ぶりが面白い。


幼女戦記の見所の一つであるデグさんと他人物との
認識のすれ違い新たな言葉を加えて丁寧に描写されてたり
ここ面白いところだよって分かりやすいのも好き。

アニメ


多分一番萌えない幼女戦記。
戦記の部分が強調されコメディ成分薄め。
その分戦闘描写が凄い。

漫画版とは同名でも外見がかなり違うから
片方に慣れ親しんでるとかなり違和感あるかも。


見所はやっぱり各戦闘シーン。
小説版だとあっさり終わるところしっかりやってくれたりするよ。
あと存在Xがやたら神々しい。

内容は大体小説版の3巻くらいまでになるよ。
そもそも変更されてる部分とかもあるから正確ではないけどね。





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