小説

ゴブリンスレイヤー 水中呼吸の指輪

ゴブリンスレイヤー5巻で大活躍した
《呼気(ブリージング)》の術が封じられている水中呼吸の指輪。
初出は4巻の第6章『悪魔に魅せられし魔宮の滅亡するお話』なんだよね。

重戦士、槍使いとの会話の流れで
ゴブリンスレイヤーが持っている魔法のアイテムとして名前が出ただけど。
この一つ前の巻で名前だけ出しているのが本当にうまい。

5巻で防寒の一助として使われた時も、
あぁ、あそこで名前を出していた装備かとすんなり受け入れる事ができたし

これですっかり消化した気になって
これが最後の仕掛けへの布石だというところまで頭が回らなかったよ。

もしこれが5巻で唐突に出てきた装備だったら
後で活躍の場面があるんだろうなぁと想像できたと思う。

おかげさまで最後の雪崩対策として使われた時は
そうきたかと納得とちょっぴり悔しい思いをしたよ。

ゴブリンスレイヤーは盤面をひっくり返したり奇策を好む割に
それらが古典的なのがちょっと気になってたから猶更面白かったね。

ただこれももしかしたら僕が知らなかっただけで
TRPGではお馴染みの手だったりするのかな？